ストレート(単品)は、それぞれの個性と共に偏りを持っています。
そこで異なる産地や銘柄の珈琲豆を配合し、それぞれの豆の長所を伸ばし、短所を補うことで、全体としてバランスのとれた味や、特徴のある味に仕上げることがブレンドの本質です。
ブレンドには単純配合(2種配合)と複数配合(3種配合以上)があります。
外国では前記の単純配合も見うけられますが、一般的には複合配合です。
又、ロースト(浅煎り、中煎り、深煎り等8段階・・左写真参照)の違う豆をブレンドすることを考えるとさまざまなブレンドコーヒーが出来上がります。
ブレンドは焙煎と同様奥の深い楽しみ方が出来ます。
ブレンドを創るポイント
1・常にブレンドの出来上がりの基本を100%とします。
2・自分にあったストレート(単品)の味を見つけ出しブレンドのベースにする。
3・各ストレート(単品)ロースト(浅煎り、中煎り、深煎り等8段階)の味の違いを確かめる。
4・珈琲豆の配合率は10%単位で入れると味の変化が分かりやすい。
5・初心者の人はブレンドをする時は3種配合から始めると良いでしょう。
ブレンド配合表カード(例)
コーヒーの種類 |
配合比率% |
焙煎度合 |
味の評価 |
ブラジル・サントス |
% |
浅煎り・中煎り・深煎り |
|
コロンビアスプレモ |
% |
浅煎り・中煎り・深煎り |
キリマンジャロ |
% |
浅煎り・中煎り・深煎り |
ガテマラ |
% |
浅煎り・中煎り・深煎り |
マンデリン |
% |
浅煎り・中煎り・深煎り |
モカマタリ |
% |
浅煎り・中煎り・深煎り |
メキシコ |
% |
浅煎り・中煎り・深煎り |
ペルーティアラ |
% |
浅煎り・中煎り・深煎り |
上記のカードがあれば味の変化が分かりやすく整理もしやすいです。
これらブレンドの他にも珈琲の生豆の状態(ニュークロップ、パーストクロップ、オールドクロップ)や焙煎する焙煎機、焙煎方法、挽き方、点てる器具の違いによって無限の味が楽しめます。
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