珈琲豆の焙煎
珈琲豆は その産地・種類・銘柄によって それぞれに個性を持っています。
異なる産地や銘柄の豆を配合し それぞれの長所を伸ばし短所を補うことで、バランスのとれた味や香りに仕上げることがブレンドの本質です。
当店の珈琲豆がお手元に届くまで
研磨作業 |
研磨前の生豆 |
研磨後の生豆 |
除去された不純物 |
研磨後の様子 |
焙煎機への吹上 |
焙煎風景
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焙煎終了
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煎豆冷却 |
石抜作業 |
除去された石 |
完成品 |
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ブレンドと共にコーヒーの味と香りを作り出すために 大切な作業が焙煎です。
生豆を煎る(ロースト)の度合いで 風味が微妙に変わります。
浅煎りの豆は酸味が強く、深煎りになるほど苦味の強い味になっていきます。
ローストの度合いは8段階に分けられます。
●焙煎工程以外にも、生豆の段階での 選別・研磨加工(不純物の取り除き)の工程があります。
●焙煎後の工程では、不純物の取り除き等の選別によって、より美味しいコーヒーが出来上がります
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うっすらと焦げ目がついている状態。黄色がかった小麦色。
香り・コクはまだ不十分。
生豆の青臭さがあります。 |
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シナモン色。
ごく浅い炒り方なので、ブラックコーヒーでも味わえる。 苦味はまだ少ししか感じられません。 |
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茶褐色。
アメリカン・タイプの軽い味わい。
豆が充分にふくらみ酸味と共に苦味も出始めます。 |
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ミディアムよりやや深い炒り方。
喫茶店や家庭で飲まれるレギュラーコーヒーは、この段階のものが多い。 酸味が押えられ甘味が出てきます。 |
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最も標準的な炒り方。鮮やかなコーヒーブラウン。
これも喫茶店や家庭で普通に味わっている深さ。
苦味が強くなり味に力強さが感じられます。 |
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ダークブラウン。アイスコーヒー用の豆を炒るときはこの段階。
「炭焼珈琲」もこのタイプが多く、ホテルやレストラン等でも
食後にこのタイプが良く利用される。
かなり深入りの状態で酸味が殆ど感じられません。 |
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強い苦味と独特の香りが楽しめる。
カフェ・オ・レやウィンナーコーヒーなど、ヨーロピアンスタイルのアレンジメニュー向きである。味の大半は苦味でグッとくる重量感があります。 |
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色も黒に近い状態。
強い苦味と濃厚な味わい。これが最も深い炒り方で、
エスプレッソ、カプチーノなどはこの炒り方のものを使う。
炭になる直前に苦味が極まります。 |
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●直火式焙煎機・・ロースターのドラム(均一にパンチ穴が開けられています。)に直接火があたるため、柔らかな熱でソフトに焼き上げるのは難しく、また 珈琲豆に煙が纏わりつく度合いが 他の様式の焙煎機よりも多くなります。
(このスモークフレーバーは魅力の一つです。)
生豆はオールドクロップが適しています。 ニュークロップの生豆を煎るには 少し技術を要します。
●半熱風式焙煎機・・
燃焼室とドラム本体がが一体化したタイプが半熱風式です。直火式と違い 生豆を入れるドラムにパンチ穴のないタイプ・ドラムとバーナーとの間に鋼板が有り、直接ドラムに火が当たらないように工夫されているものもあります。
直火式よりも扱いやすく、スモークフレーバーが直火式よりも少なくなります。
生豆は オールドクロップ・パーストクロップが扱いやすいですが、ニュークロップを浅煎りするときはバルブ(排気調節)に注意すれば充分に対応できます。
●熱風式焙煎機・・
熱風をドラムに送り込むことで 珈琲豆を煎り上げる様式です。
直接火が当たらないので 珈琲豆が芯からふっくらと煎り上がり見た目も綺麗なコーヒー豆になります。オールドクロップ・パーストクロップ・ニュークロップ全てに対応できます。 |